アイスクリームが出てくる随筆3選!| 青空文庫のオススメ作品紹介

こんにちは、world is aozoraです。
今週のお題は「冷たい食べ物」! そうめんとか、かき氷とか、いろいろありますが、みなさんは何を思い浮かべましたか?
私が真っ先に思いついたのは、アイスクリームです。連日の暑さで、無意識のうちにアイスを欲していたのか、秒で脳裏に浮かびました(笑)
さて、青空文庫でも多くの作家さんが、アイスを小説に登場させています。中には、随筆でアイスに対する自身の想い・見解を述べている方もいらっしゃるみたいですよ!
今日はそのうちいくつかをピックアップして、ご紹介したいと思います。
『氷屋ぞめき』 古川 緑波
アイスクリーム、ミルクセーキ、かき氷。
夏に食べたくなる、冷たいスイーツについて語った随筆です。
作者は古川ロッパさん。食に関する随筆をたくさん残していますが、なんと本業はコメディアンだったそうですよ!
「昔はアイスクリーム製造機を持っている家庭が多かった」など、大きめの世代間ギャップを楽しめる内容でした。
作品URLはこちら↓
『ラムネ・他四編』萩原朔太郎
ラムネ・アイスクリーム・ソーダ水・玉露水・麥酒に関する、ちょっとしたエピソードトークがまとまった作品です。
なんと、昔の女性たちの、驚くべきアイスの食べ方が記載されています!
本当に、そんなことしてたんですかね? 普通にスプーンとかで食べた方が、食べやすそうですが・・・。
読了後の今でも、半信半疑です(笑)
作品URLはこちら↓
『ハワイの食用蛙』北大路魯山人
続いては料理人であり美食家の、北大路魯山人の随筆から。
別の随筆では、山椒魚を食していた彼ですが、今度は「カエル足をのフライ」を味わったそうです(なかなかのゲテモノ珍味ハンターですね)
ただ、カエルの話をしているのは冒頭だけで、後半はハワイで食べた美味しかったものを紹介してくれています。
アロハ飛行場のアイスが、絶品らしいですよ!
(アロハ飛行場、調べても出てこないので、もうなくなった説が濃厚ですが・・・)
作品URLはこちら↓
ちなみに、魯山人先生が山椒魚を食べたときの随筆は、こちらで紹介しています↓
explorer-of-the-aozora.hatenablog.com
まとめ
酷暑に次ぐ酷暑。
年々、乗り切るのが難しくなっていく夏ですが「アイスを美味しくいただける」という美点については、今も昔も変わらなかったようですね。
みなさんも、暑い夏にぴったりの、冷たい食べ物が登場する作品を楽しんでみてはいかがでしょうか?