青空文庫 開拓室

青空文庫作品のあらすじと感想。ときどき考察。

【納涼👻】猛暑の夏に読みたい、ホラー作家8選 | 青空文庫のオススメ作品紹介

こんにちは、world is aozoraです。

 

毎日毎日、無限に暑いですね。

数年前は、夜はせめてもう少し涼しかった気がするんですが、今年は夜中までうだるように暑い! いわんや真昼間をや、です。

 

ギラギラと照る太陽の下、海とか川とか山とかに遊びに出かける人たちって、どんな体温調節能力の鍛え方してるんでしょうかね。こちとら、可能な限りクーラーの効いた部屋に引きこもっているというのに!

 

まあそれはさておき、今週のお題「この夏のプラン」だそうです。

やってみたいことや読んでみたい本を、ブログでみんなに共有しよう、とのこと。

 

私の場合は、夏になると毎年決まって、やりたくなることがあります。

背筋が凍結するほど怖いホラー小説を読むことです。

 

なぜか?

怖い話を読んだら涼しくなるから? いや、別に涼しくはなりません。

なんなら、ただでさえ熱帯夜で眠れないところを、余計眠れなくなったりするだけ。怖くて背筋が凍る感覚と、気温が快適で涼しい感覚は、やっぱり別モノです。

 

じゃあ、なんで読みたいのか?

正直、自分でもわかりません。

それでも、なぜか毎年、暑くなると読みたくなるんですよね、ホラー。

 

今年はまだ「どんなホラーを読もうかな?」と考えている途中なのですが・・・

青空文庫 開拓室』の執筆も始めたところなので、せっかくなら青空文庫に掲載されているホラー作品」を読んでみたいです。

 

というわけで、今日はホラーを読むための下調べを兼ねて、青空文庫にホラー作品が掲載されている作家さんを調査し、気になった8人をリストアップしてみました!

いつもの「小説感想」記事とは違って、既読の小説紹介ではなく、未読の気になる作家紹介なので、そのつもりでお付き合いください (❁ᴗ͈ˬᴗ͈))))ぺこり

 

気になる日本のホラー作家5選

田中貢太郎 

えある1人目は、田中 貢太郎 先生!

多数の有名ホラー作品を残した、名著者さんです。『おいてけ堀』とか、私もどこかで内容を聞いた覚えがあります。

 

作家ではなく「著者」と表現したのは、彼の怪談の多くは創作ではなく、日本各地を回って収集してきたものだから。例えば『日本怪談全集』という作品には、四谷怪談をはじめとする多種多様な怪談話が収められています。

 

青空文庫にも200を超える作品が収録されています。この夏ぜひ挑戦してみたい作家さんです。

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小泉八雲

続いては『耳なし芳一』でお馴染み、小泉八雲 先生!

彼の怪談は有名なので、テレビの教育番組とか読み聞かせなんかでも度々登場しています。そのおかげで、内容自体は知っているお話も多いのですが、どれも小説版をきちんと読んだことはありませんでした。

 

もしかしたら、改めて読んでみることで、何か発見があるかもしれない・・・!

というわけで、気になる作家リストに追加させていただきます (*^^)v

 

ちなみに彼はギリシャ生まれの作家さんなので、「日本のホラー作家」にカテゴライズするのが正しいかどうかは諸説有りです。

が、作品の内容はガッツリ和製ホラーですし、晩年には日本国籍を取得していらっしゃるみたいなので、ここでは日本作家5選の方で選ばせていただきました。

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押川春浪

3人目は 押川春浪おしかわ しゅんろう 先生。

海底軍艦』というSF小説で有名な作家さんですが、ホラー小説もいくつか書いていらっしゃるらしいです。

青空文庫掲載作品の中だと、『黄金の腕輪』『南極の怪事』あたりが怪奇談の類らしいです。

 

南極の怪事とか、タイトルからすでに奇妙な事件が起こりそうです。

どれぐらい怖いのかな〜  ゎ‹₍₍ο(*⸝⸝˃ ᵕ ˂⸝⸝*)ο₎₎ゎ‹

 

それにしても、海野十三 先生といい、SF書く人は怖い系の世界観を書くのが得意なんですかね。

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泉鏡花

さて、お次は 泉鏡花 先生。

彼も押川先生と同じく、ホラー専門の作家さんではありません。

が、彼、かなりの怪談好きで、生前は多くの知人作家さんを集めて、怪談会を開くほどだったそうですよ。

 

青空文庫には、たくさんの泉鏡花作品が掲載されています。恥ずかしながら、私はまだどれも読んだことはないのですが、聞き齧った情報によると、暗めというか怪奇的な雰囲気の作品が多いらしいです。

噂通りなら、ホラーのクオリティにも期待大ですね。

 

今のところ『高野聖』や『怪談女の輪』、『黒壁』あたりが気になっています。

さて、どれから読もうかな〜。

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江戸川乱歩

日本人作家部門、最後のエントリーは 江戸川乱歩 先生!

「乱歩といえばミステリー」というイメージが強いですが、彼の作品を一度でも読んだことがある方なら、「彼がホラーも書いている」と知っても、違和感は抱かないかと思います。

なんかちょっと、不気味な作風が多いですよね。

 

ネットで拾った情報によると、怖い系作品の中では『押絵と旅する男』というのが有名みたいです。

一体、どんな作品なのか。事前情報一切なしで、挑んでこようと思います (;°-°;)))

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気になる海外のホラー作家3選

続いては、海外の作家さんを挙げていきます!

エドガー・アラン・ポー

1人目はエドガー・アラン・ポー先生。先ほど紹介した 江戸川乱歩 先生の名前の元ネタになっている作家さんです。この方も、ミステリーとホラーの両刀使いですね。

 

彼の作品はすでにいくつか読んだことがあって、このブログでも『黒猫』を以前紹介しました。いやあ、確かに不気味な作品でした・・・!

explorer-of-the-aozora.hatenablog.com

 

他には『アッシャー家の崩壊』とかが有名らしく、Netflixで映像版が配信されています。絶対おもろいやつやん。

どんなお話なのか、今からワクワクゾクゾクです。

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ギルバート・キース・チェスタートン

お次はチェスタートン先生!

彼もまた推理小説で有名な方です。SF作家のみならず、ミステリ作家さんも総じてホラーを書くのがうまいみたいですね ヾ(*`・З・´*)ノ゙スゴスギ!!!

 

元はと言えば彼の『木曜の男』という作品が、ホラー名作100に載っていたため興味を持ったのですが、どうやら『木曜の男』は青空文庫に掲載されていないようで下(2024年8月現在)。残念。

 

ただ、青空文庫の作家別作品リストを覗いてみたところ、『古書の呪い』や『金の十字架の呪い』など、なんか怖そうなタイトルの作品が並んでいる模様。

これらの作品に関する事前情報を一切持っていないので、もしかするとホラーじゃないという説も棄却できませんが、とにかく読んで確かめてみたいと思います!

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ハワード・フィリップス・ラヴクラフト

最後は、ラヴクラフト先生です!

TRPGなどが好きな人はクトゥルフ神話という単語を聞いたことがあるんじゃないかと思います。ラヴクラフト先生は、クトゥルフ神話の元になった作品を数多く残した人です。偉大ですね!

 

ところでクトゥルフ神話に元ネタがあったって、皆さん知ってました?

私は無知なので、今日初めて知りました笑

 

さて、有名なTRPGに「狂気山脈」というシナリオがありますが、青空文庫にも『狂気の山脈にて』という作品が掲載されています!

タイトルからして絶対関係あるやつ・・・!

 

ホラーを読みたい方のみならず、TRPGの元ネタを漁りたい方も、彼の作品は必見です。

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まとめ

この記事では、青空文庫にホラー作品が掲載されている作家さん8名を、ご紹介しました。

今年の夏で全部読み切れるとは思えませんが・・・行けるところまで頑張ってみたいと思います!!!

 

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